林建材はSDGsへの取り組みを推進し、その一環として、商工中金が提供するポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)の融資契約を締結しました。
融資に当たり、商工中金は透明性と客観性を確保するため、株式会社日本格付研究所の第三者意見を取得し、評価を行っています。
これまでも林建材を中核とするハヤシユナイテッドグループは、2023年7月に中小企業版SBT(※)を取得、温室効果ガス排出量の削減など、環境経営を実施するほか、安心安全な労働環境の整備、ワークライフバランスの推進、多様な人材の活躍推進などの事業活動にも積極的に取り組んでいます。
ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)とは
企業活動がSDGs(持続可能な開発目標)の三つの柱(環境・社会・経済)にもたらすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価、目標達成に向けてモニタリングしながら伴走支援する融資の枠組みです。これにより、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを狙うものです。
管理指標(KPI)の設定
今回当社は、太陽光発電によるCO2排出量の削減や休暇取得率の改善等の取り組みを通じて、一層の成長を図るため、サステナビリティに関するKPIを設定。環境経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や社員の物心両面の幸福を実現していきます。
<KPIの一例>
・2026年11月期までに、「事業継続力強化計画」を策定し、経済産業省の認定を受ける。以降、計画内容を着実に実施する。
・2028年11月期までに、建材資材等の売上を10億円以上増加させる。
・2028年11月期まで、給与水準を年平均2%以上引き上げる。
・2028年11月期までに、CO2排出量を2022年11月期対比で30%以上削減する。
・2028年11月期までに、女性従業員を5名以上増加させる。
◎KPI詳細は「ポジティブ・インパクト・ファイナンス評価書」からご覧ください。
進化するサステナブル経営
当社はこれからも環境・社会の持続可能性に貢献する資金調達(サステナブルファイナンス)を積極的に活用することで、サステナブル経営の取り組みを加速させるとともに、SDGs達成に向けた貢献と持続可能な社会の実現を目指してまいります。
(※)SBT認証とは、温室効果ガス排出量削減に関する国際認証